KVMで仮想サーバを立てたのだけど、ゲストOSのイメージファイルを別サーバで管理したかったので、NFSを使うことにした。
なので、NFS設定に関するメモ書きを残す。
公開ディレクトリの設定
NFSとして外部に公開するディレクトリを指定する。サーバの都合上、/home以下の容量に余裕があったため、/home/exportディレクトリを作成し、これを公開ディレクトリとする。
# mkdir -p /home/exports/img
# chown -R nfsnobody:nfsnobody /home/exports
次に作成したディレクトリを公開するための設定を行う。/etc/exportsを以下の通り編集する。
# 書式
# export_directory
/home/export/img 192.168.17.0/24(rw,all_squash,sync)
固定ポートを使用するための設定
NFSをデフォルト設定のまま起動すると、portmapperが自動的に空いているポートを動的に割り当ててしまう。この場合、起動する度に使用するポートが変わってしまい、FWでポート開放ができない。このため、/etc/sysconfig/nfsの設定内容を編集し、使用ポートを固定する。具体的には以下の項目のコメントアウトを外せばよい。(ポート番号を変えたい場合は適宜変更する)
RQUOTAD_PORT=875
LOCKD_TCPPORT=32803
LOCKD_UDPPORT=32769
MOUNTD_PORT=892
STATD_PORT=662
STATD_OUTGOING_PORT=2020
RDMA_PORT=20049
サービス起動
nfslock、nfsの順番でサービスを起動する。
# /etc/init.d/nfslock start
# /etc/init.d/nfs start
FWを設定している場合はきちんと穴を空けておく。以上でサーバ側の設定は完了。
クライアントからのマウント設定
クライアント側ではmountコマンドでサーバのリモートディレクトリをローカルディレクトリにマウントしてやればよい。まずローカルディレクトリを作っておく。
# mkdir -p /export/img
これで準備は整った。マウントしてみる。
<i># mount -t nfs -o options host:/remote/export /local/directory</i>
# mount -t nfs -o rw 192.168.17.5:/home/export/img /export/img
これでエラーが特になければ成功している。mountコマンド使ったり、実際にマウントしたディレクトリにファイルを作ったりしてみて確認する。
以上でNFS接続は完了。ただし、このままだと再起動した際にマウントされないので、/etc/fstabにエントリを追加して、起動時にリモートディレクトリをマウントするよう設定する。
192.168.17.5:/home/export/img /export/img nfs defaults 0 0
これでイメージファイルを一元的に管理できて少し楽になりそう。
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